2005年06月30日 朝日新聞(東京)朝刊

名大が調査報告「重大な誤記載」 COE虚偽申請

文部科学省の「21世紀COEプログラム」で、名古屋大学大学院多元数理科学
研究科教授の申請書類に虚偽の研究業績が含まれていた問題で、同大は29日、
この教授の論文3本について誤記載があったとする調査報告を発表した。調査委
の山本進一委員長は「2本は重大な誤記載であり、本人は否定しているが、自己
の業績を高く見せようとしたと疑われても仕方がない」と話している。

調査委によると、教授は事実を認め、「掲載されるという思い込みがあった」と
話しているという。

文科省からは3年間で約1億5千万円の補助金が交付されており、今後の対応に
ついて同大は、学外の有識者を含む検討委員会の提言を受け、8月上旬には決め
たいとしている。