COEの「数学・物理学・地球科学」の分野で採択された「等式が生む
数学の新概念」というプログラムで主導的な立場にある。このチームに
は約15人の研究者が参加している。COEの審査基準では、研究内容
とともに、参加する研究者それぞれの最近の業績を重視することになっ
ている。藤原教授が申請時(02年度)に作成した申請書には、自らの
論文3本が欧米の著名な数学専門誌2誌と、京大の研究所が発刊する雑
誌にそれぞれすでに受理されたことを意味する「掲載予定」と記されて
いた。ところが、3本とも現時点でも未掲載のままとなっている。藤原
教授によると、米・プリンストン大の数学誌に「掲載予定」とした論文
は、申請前の97年に不採用になっていた。教授は「書き直し中という
認識だった」と話す。