若いうちになるべくたくさん外国を見ておこうと
考えている日本男子。貧乏なので
行く先々でバイトして食いつなぎながら世界を渡る計画である。
アメリカ滞在中にノルウェーの友人から
ぜひうちの国に遊びにこいというメールをもらい、
働き口としてある宿屋を紹介してもらう。料理人として働くという
約束で受け入れてもらうことになっている。
さて、現地の空港につくと吹雪で3メートル先も見えない悪天候である。日本人をうさんくさそうに見る人々にヘタな英語でいろいろ訪ねたり
交渉したりしながら、どうにかこうにか目的地の宿屋へ向かう。
座席が剥き出しになったソリみたいな乗り物にのせられて、
命を落とすかも知れないと感じるほどの恐怖の中、半時間ほどで
宿屋についた。
さて、宿屋の主人夫婦は、彼が来ても歓迎しなかった。
日本の女の子が来ると思っていたというのだ。
それでも、自分は料理がとくいだから何とかやとってくれと
たのみこんで、最初の約束より安い給料で契約した。
この宿屋の主人はひどい暴君であり、従業員を奴隷のように
扱う男であったし、女房の方は亭主以上に非情な性質だった。
同じ部屋で寝泊りすることになったのは
頭の回転のややにぶい若い大男だった。彼は
ゴミの始末とか薪割りなどの雑用や重労働をまかせられていた。
親から見捨てられている彼としては、つらくても
この宿屋の主人の命令に従うしかなかったようだ。
ほとんど口をきかない男なので、ほしい情報は何もえられない。
翌朝、女子従業員のひとりにいろいろ聞くと
彼女らは、ときどき男客の夜の相手もする様子である。
団体が止まりに来て、女の数が不足したりすると
彼女らが動員される。
以下、自分で作文しなさい。