社会のフィードバックが、高校数学で――さらに、大学の数学科でも――
活きていないのは憂慮すべき事態だと思う。

高校の数学の先生は、もっと社会で使われている数学を知るべきだし、
少なくとも理工系以外の生徒のための高校数学のカリキュラムは、
もっと実践的なものに見直すべきだと思う。

近年、文化としての数学を持ち出す老害数学者が多いが、それだけ
では数学には、せいぜい哲学と同程度の社会的需要しかない。
数学者は、文化としての価値以上に数学の科学の基礎としての
重要性を強調し、教育内容もダイナミックに変えていく必要がある。