ほんとうに必要ないものを、わざわざ学ばせる訳が無いし、
少なくとも生徒側の人間で、そんな疑問を持つ奴はたかが知れてる。
だいたい、子供の理屈とはよく理由付けや言い訳に使われる。
葡萄の取れない狐が、諦観の末に「どうせあんな葡萄は不味いんだよ」と言った有名な童話のような。
「二次元の女の方が可愛い!だから現実の女とは敢えて付き合わないんだよ!」と言う不細工なオタク少年のような。
つまり、自分が数学が理解できない判らない、ということを正当化したいだけなのだ。
出来ても意味がないという結論さえあれば、出来なくても何の問題がないわけで。
教師がそういう生徒に数学をさせる手段としては、できるだけ生徒が数学が判るように、
つまり、取れない葡萄を生徒が取りやすくなるように土台を組んであげることではないだろうか。
イケメンが「二次元の方が――!」なんてオタクの戯言は言わないように、
数学が出来る人間は、「数学なんて役に立たない」などとは殆ど言わないからだ。