ここで私の意味する所は、数学は物理学と異なるが、それほど異なるわけではないという事です。
数学は準経験的(quasiempirical)だと思います。物理学とは異なりますが、全か無かの違いではなく
程度の違いです。数学者が神の考え、絶対的真実へ通ずる直接の道を持っており、物理学が常に
一時的で、修正を施さなければならないとは思いません。数学は物理ほど一時的ではありませんが、
どちらも同じ運命です。どちらも人間のする事で、誤りは人間にあるのですから。
 私がこう言うと物理学者には気に入られるのですが、数学者はこれを嫌ってクレージーと言ったり、
分からない振りをしたものです。
 しかし、おかしな事が起こりました。私はもう一人ではなくなったのです。
 今や、Experimental Mathematics(実験数学)という論文誌があります。カナダのサイモンフレイザー
大学には、実験的構成的数学センターがあります。Thomas Tymoczkoは、哲学者、数学者、コンピュータ
科学者の論文を載せた「数学の哲学における新しい方向」という論文集を出版し、数学の準経験的
観点を支持すると述べました。うれしいことに、私の論文も二つ、この本に載っています。

図書館で借りた「知の限界(G.J.チャイティン著 黒川利明訳)」って本の文なんだが
何か翻訳が下手糞に感じる。