ちなみに「近代学問理念の誕生」は評判悪し。突っ込みどころ満載。掘り下げのない引用。
「デカルトの数学思想」はさすが。ただし「数学思想」というのは看板に偽りあり。
The Mathematical Career of Descartesくらいが正しいタイトルか?
思想といえるのは、数学の確実性を基礎づけるために、懐疑主義的危機を克服して
コギトの獲得に至ったという、よくきく話だけ。ただし論証の堅実さ、資料の裏付け
は見事。役に立つ本だと思うよ。
 そういえば最後の方にもパスカルやライプニッツの哲学を少々絡ませていたけど、あれは
ないほうがいい。変に哲学に口出してプロパーに絡まれるだけ。