>>486
>一次資料に取り組む作業が不十分だった数学史家が大数学者に怒られ
>ただけのことのような気がします。というか、アンドレ・ヴェイユみ
>たいな毒舌家に目をつけられたマホの運が悪かっただけか。

どちらもちょっとズレています。というのは、ヴェイユのマホーニィへ
の批判は、数学そのものや数学的なセンスについてはもちろんのこと、
マホーニィのフランス語力やラテン語力や単純なことを平易な英語で表
現する能力やフェルマの時代の数学や社会に関する理解力のなさ、さら
には、ものを正確に書く能力などまで例をあげて具体的に指摘されてい
るからです。

ヴェイユは、マホーニィのポストモダン風の意味不明な英文の例として、
「time and place difine the two-dimensional matrix of history」
なんていうのをあげています。ラテン語の読解力のなさについても非常
に具体的に批判していて恐ろしいばかりです。そういえば、マホーニィ
は繰り返しフェルマが「problem-solver」だったと何度も何度も書い
ているがそれはまったく違うという指摘も面白かったです。