>>424に続いて
B:科学性悪説
確かに流行りました。そして無数のプロ市民の迷惑運動が雨後の筍のように湧いて出てきました。
1968年以降なら反戦運動や公害訴訟などとも結びついて科学性悪説・反科学的言説は非常に
盛んでした。しかし、国民一般の生活はどうでしょう?洗濯機・テレビ・自動車が普及し暮らしが
快適になってもっと便利なものを求める需要が科学技術開発を推し進め、オイルショックも乗り越
えて90年代初頭の一歩手前までに日本は世界で最も豊かな国と言われるようになりました。
ちょっと荒っぽく現代史を振り返りましたが、この時代の一般的思潮は「科学性善説」にむしろ近
いと言ってもいい。それでも何となく科学技術ってのはまずい面も抱えているんだな、というのは
子供にもわかる当然の常識でした。反日歴史教育・平和念仏教育などとも結びついて軍事技術をは
じめとする科学技術のマイナス的側面についても十分認識されていたことでしょう。佐々木のよう
な馬鹿どもと違って抽象的概念をこね刳り回さなくても、健全な感覚として誰もがAとBを折衷し
たくらいの考えを持っていたのでした。
結局佐々木の並べたAもBも、「私たちのような馬鹿科学論者はAやBの考え方に流されていました」
と言っているに過ぎません。続く