>>313の>新しい社会システムの必要
というのは佐々木のインチキを見抜くための重要なキーワードになります。
「科学史を研究することにより」、「新しい○○」「今の□□に替わる○○」「真に○○な〜の構築を目指す」
とかいう表現が、学術書の体裁をとった分厚い本にも頻繁に登場しますが、○○の部分に当てはまるものは全て
「社会主義・トロツキズム」と見て間違いありません。ブルジョワ階級粉砕だプロレタリアートによる健全な
民主主義社会の建設だとかいうようなことを露骨に書いてしまったらさすがに学会で相手にされないと分かって
いるらしく、実にまわりくどい表現でぼかしてある一方、レトリックを駆使してねちねちと資本主義・自由主義
に対する当てこすりをするのには抜け目がありません。
一つ例を挙げると、『近代学問理念の誕生』という本に底流する主張を簡単に要約すれば
「科学技術は力の思想に支えられた政体による社会制度の中に組み込まれている」
↓
「科学をその制度に縛られない真に民主的なものに変えてゆかねばならない。そのためには○○…」
といった感じです。この本は80年代後半の岩波講座『哲学』や『思想』に掲載されたものをまとめた
もので、一体どういう考えを持った読者を想定しているかも考慮に入れておくべきかもしれません。
『科学技術と現代政治』からの引用では佐々木のその本音が赤裸々に語られている様子を示しました。
今後の文章引用を読むに当たっても、佐々木の意図がどこにあるのか見抜くためにここまでの議論を
よく覚えておいてください。