■アルカイダのテロ標的は浅草寺?     03年12月16日
三宅善信(レルネット主幹)

 今朝、アフガニスタンのイスラム原理主義ゲリラ組織に近い人物から、
現在、大もめに揉めている「憲法制定ロヤジルガ(国民大会議)」について取材していたら、
同氏は「タリバンの施設で興味深い映像を見た」と言うのである。

 その映像とは、2001年3月にタリバン政権の手によって破壊された
世界的な仏教遺跡バーミヤンの石仏爆破の詳細な記録映画だったのであるが、
その続きの部分に、世界のいくつかの宗教施設と共に、
あの『フーテンの寅さん』でお馴染みの赤い巨大な提灯がランドマークとなっている
「浅草寺」の映像が映っていたと言うのである。

 ビン・ラディン氏と目される人物から「自衛隊がイラクの地に一歩でも踏み込んだら、
日本の首都でもテロが起きるであろう」と脅しまでかけられたのは事実であるが、
そのことの実行可能性について、私は『イラク派遣を前にシベリア出兵を検証せよ』で述べたとおり、
ほとんど不可能と思っている。

 しかし、確かに浅草界隈なら外国人観光客もたくさんおり、彼(イスラム原理主義テロリスト)は
あまり怪しまれずに行動することができる。しかも、東京を訪れる欧米人の観光客は、
たいていこの浅草寺を見物に行くので、ここで爆弾テロ事件を起こしたら、
欧米人の犠牲者も数多く発生し、世界の耳目は一挙に東京に注がれ、その結果として、
アルカイダが再び表舞台に立つことができるようになるであろう。
バーミヤンの仏教遺跡を破壊した時も、世界中の人々の関心をアフガニスタンに
集めるためだったのであるから…。