彼とまったく同じことが以下のマジックで可能である。
それには電子機器、あるいは協力者と電子機器が必要になる。

●カラーボールとカラーペンは持ち上げると振動が伝わるグッズ。
(これは協力者は不要)
●その他は協力者の合図が必要。協力者は客席か楽屋のモニターをみている。
●フォーク曲げは外国のマジックショップで普通に購入できる。
(つまり「普通に売っている」という言い方もギリギリ成り立つ)

協力者の合図は、
3〜5種類の色や、1〜3、5の番号で定義づけられる。
協力者から送られた信号は身に着けた受信機の部位で判別する。
たとえば赤(あるいは1番)は右わきに振動がくる。
たとえば青(あるいは2番)は左わきに振動がくる。
むろん協力者との緻密な連携と訓練が必要。

で、タレントに
色や、白紙のカード(この場合は1、2、3と定義づける)を選ばせる。
客席やモニターを見ている協力者が即座に信号を送る。
演者はこの時点でもう正解がわかる。

あとは「人心を読んでいる」かのような演出をするだけ。
タレントを試すように、すでに正解を知りながら、
その色や何番目のカードかの話題をふり、
その一瞬のタレントの反応をみておく。
正解を当てた後に、その時の反応をそのまま説明するだけでいい。
「紫と言ったときに唇が動きましたよね」などと。

「人心を操って選ばせた」とみせる手もこれの応用。
三枚の白いカード(左から赤1番、青2番、黄3番など)のうち、
タレントが3番(左から3番目と定義づけ)を取るまで
協力者は合図を送らない。

タレントが最初に取ったのが3番でなかった場合、演者は工夫する。
次に取ったのが3番でない場合も「では最後に残ったものを選んでください」などと。
つまり、状況によって、「取り方」をタレントに指示して、何としても3番を取るようにする。

タレントが
その3番のカードと同じ黄色の椅子に座るなどの演出をする。
最後は「結果は最初からわかってました」と
あらかじめ別のタレントに持たせていた封を開ける。正解となる。

以上のような仕組みのマジックは可能です。

もしこれと同じマジックならば
これで「人心を読んでいる」とか「操っている」というのは
完全な「詐術」になる。マジックのモラルに著しく反する。
まさか、これではないですよね?

だから、ぜひテレビで
協力者はいない、電子機器使ってないと公言してみては?
そうすればメンタリズムは私も信じます。