3、観客の意識についての考察

マジシャンが種明かしに参加することで、観客はマジックを見る際に種明かしをすることが当たり前だと考える。
観客はタネを見破ることにばっかり集中してしまい、肝心のプロット(流れ)を見ていない為、演技終了後全く意味がわからない状態になる可能性がある。
こうなるといくら素晴らしい演技であってもまったく意味をなさない。

マジックというエンターテイメントは不思議を堪能するエンターテイメントである。
観客側にその不思議を楽しもうという意識が皆無ならば、エンターテイメントとして成立しない。
観客が種明かしありきでマジックを見るようになってしまうのは弊害以外の何物でもない。