The Annotated Erdnase
作者:Darwin Ortiz

ジャンル:本
紹介:イカサマギャンブルやカードテクニックで有名なアードナスの
「プロがあかすカードマジック・テクニック(The Expert at the
Card Table)に関する詳しい情報や細かいノート、参考になる文献
などが満載な本です。ハードカバー、270ページほど。全部英語です。
形式は、1ページが縦に半分に区切られており、半分はExpert at the
Card Tableの原文、その横に作者の注意書きやメモ、参考文献などが
書かれている。

良いところ:アードナスファンならたまらないと思います。昔使用され
ていたイカサマ用のカードテーブルの紹介からアードナス(だと思われる
人物)の死亡届けまでとにかくトリビア的な知識がいっぱい。カットや
シャッフルに関する詳しい説明と、「さらに興味があるならこちらを読む
といいです」と色々参考文献をくれる。ボトムディールやパスに関しては
特に詳しくグリップなどについて書かれており、そのなかから自分に合う
ものを探すのも面白いと思います。また、30ページほどExpert at the
Card Tableには載っていないが便利なテクニックを色々と紹介して
くれる。実用書というよりかは、「こんなテクニックもあるんだ」とか
「昔はこんな道具がイカサマに使われていたんだ」と読んで楽しむ感じです。

悪いところ:写真は多いと言えば多いけど、「それよりもっと肝心な写真が
あるんじゃない」と思うようなものも多い(ボトムディールに関しては
グリップの写真しかなく、どうやってカードを抜くかなどはまったく触れて
いない)。また、「より詳しい情報が欲しければXXを読むといい」とばかり
書いているので、あんまり解説書としては役に立たない。
自分は英語専門なので特に問題はなかったが、英語が不得意な人にとっては
かなりキツいかも。「絵で判る」というケースはあんまりなく、殆ど文章で
説明されている。でも、ゆっくり時間かけて読む価値はあると思います。