Finderの設計思想の有効性が減じた最大の要因は、10年前に比べて個人が
マネジメントするファイルの数が膨大になったってことだね。デスクトップ
メタファーとアイコンを組み合わせた、オブジェクトとみなしてのファイル
ハンドリングがほとんど限界に来ている。そして、ほとんどのGUIでは
この問題に対してまだ効果的な処方箋が提示できていない。soupや実身・
仮身はディレクトリ構造の限界克服という意味では効果的でも、ファイルの
数の問題にはあまり効果的な選択肢になりえない。

そこでBFSのように、OSのファイルマネジメントに直接DBを統合する発想が
出てくる。BFSの効率性は間違いないんだけど、DBというのは日常的な
机上オブジェクト操作の方法論からは完全に逸脱するものでもあるわけで、
そのあたりの理論的不整合をどう感覚的にごまかして既存の連続的な使用感を
提供できるか、というのが今後DBFS化が予定されるOSXやLonghornの
勝負のしどころかなと。