皆いつも、アップルはあの期間なぜ失敗したのかと訊いてくる。この責任を
特定の個人に負わせるのも簡単だ。実際、そういう問題もあるにはあったん
だ。しかしこれについてはもっとはるかに洞察に富んだ見方がある。アップ
ルはほぼ10年間グラフィカル・ユーザ・インターフェースを独占していた。
とても長い期間だ。その独占が崩れたどきどうだった? 考えてみて欲しい。
とても優秀な製品側の人たちが良い製品を生み出し、会社が独占を成し遂げ
た。

だけどその後、会社を前に進めるのは製品側の人間じゃない。そういうこと
をするのは、マーケティング側の人とかビジネスをラテン・アメリカへ広げ
るような人とかだよ。自分が唯一の取引相手だっていうときに、もっと良い
製品を作ることに集中する意味って何だ?ということになる。

だから違う種類の人間が動き出す。こういうときにショーを終わらせるのは
どういうタイプの人間だろうか。販売側の人だ。IBMのJohn Akersが完璧な
例だな。そしてある日、なんらかの理由で独占期間が終わる。しかしその時
には最高の製品側の人たちは去ってしまっているか、話を聞いてもらえない
状態になっている。会社は苦難の時代に入り込む。生き残る会社もあれば、
そうでない会社もあるだろう。

Q:業界では一般的なことですか?
A:マイクロソフトを見てみるといい。いまマイクロソフトを動かしてるの
は誰だ?

Q:スティーブ・バルマー。
A:そう、販売側の人だ。判例終わり。そしてこれがアップルに起こったこ
とだ。