たぶんアポーが、マカーがどんな種類の人の集まりなのかを、
いつの間にか忘れてしまったのが今回の敗因ですね。
たとえば今回の目玉の「UNIXが簡単に使える」このメリットが、
どれだけ「旧来からのMacファンの購買層」の気持を掴んだでしょうか?
もともとマカーというものはコンピュータコンピュータしたパソコンが嫌で、
多少のデメリットは覚悟の上でMacを選んだ人々だったわけですよ。

絵の描いてある箱(アイコン)を動かすだけで思い取りにできる
プログラムの言語は一切ユーザーの目に触れない(ユーザーにとって言語での操作が表面に出てこない)
実生活とまったく同じような使い勝手、あるいは延長線上にあるMacの操作感と安心感
ある程度コンピュータに慣れ親しんだ人にとって、たいした障壁でないこれらのことも
rest of usにとっては大変重要なMacintosh購入の動機だったわけです

これらを非常に価値有るものとして認識し、かつ代価を支払っていた人が多かったのではないでしょうか。
でなければ、客観的に見て、「安さ」「速さ」「ソフトの豊富さ」「汎用性」に優れたWindowsを
今この段階に来てまで「選択しない」理由が説明できません。
マカーがMacintoshを選んだ理由は三つあります
マイノリティーが好き
ハードのデザインやアポーのコンピューティングについてのポリシーが好き
そして、最大の動機だと思われることに、Macintoshのコンピューティングが好き、というものがあります。

これらの「Windowsを選択しない」理由でMacintoshを購入していた人が、予想よりも多かったということ
そして、それらの人が、もうMacintoshは終わったと思ってしまったこと
そして、それらの人が、MacintoshとOSXは別物だと思ってしまったこと
そして、それらの人が、OSXとWindowsの間に差異を見いだせなくなっていること
そして、それらの人を追いだすようなパフォーマンスをしてしまったこと

これらのことを軽視していたことが、アポーの敗因なのです。