つづき

このモデルと近い時代に生産され、DOS/Vの世界で「幻の銘キーボード」といわれ、
ヤフオクに出展されれば目の玉が飛び出る様な落札価格のつく
IBMの106系列も、叩いた感じではALPSのいわゆる「ビッグフットスイッチ」
ぽかったのですが、実際どうなんでしょう。
私は所持していないので確かめようがないのですが。

ALPSの機械式キースイッチは、実際にピストンとシリンダーの様な構造をしています。
内部筒の上部の角、車のピストンでいえばピストンヘッドの縁の部分が、
毎日使っていくうちに若干摩耗していきます。
これが「ALPSの機械スイッチには慣らしが必要」と書いた所以です。
これはALPSの技術者に某見本市でたずねたのですが、
もちろんこの部分はある程度摩耗を考慮した材質を選定、設計されており、
手になじんだ時点で(ある程度摩耗が進んだら)その摩耗はストップします。

つまり、打鍵押下時の指の角度、力のかかり具合等、
数ヶ月をかけて個々人のクセに応じた馴染み方をしてくれるわけですね。
時代やモデル等により、タッチの違いはありますが、
ALPS製スイッチのこの特性は堅持されているということです。

心情的には、他の生産国の企業にまねのできない技術をもった
東プレのような企業を応援したいのですが、
(好き嫌いは別として、そのタッチは確かに素晴らしいです)
使いやすい上に「最初は苦労するが、使ううちに馴染む」という
ローテクを味わえるALPSのスイッチには、まだまだ活躍してほしいところです。

げげ、長文になってしまった。ごめんなさい。