昔、『東京いい店やれる店』っつう、アフォな本があった。
 そこに女と男の脳みその違いが出ていた。
 男の脳みそは世界を半分に分けて、「やってもいい女」と「やりたくない女」に分けていた。
 だが女の脳みそは、中心に本命が1〜3人いて、その周りに「嫌いじゃない男」が5人ぐらいいた。そのまた周囲に「どうでもいい男・適当に付きあおうと思ってる男」がいて、更にその外側には、「目にも入っていない男の群れ」というのがあった。
 まことにその通りだと、女は言う。俺も確かに男はそうだと思う。
 男は女が自分と同じだと思うから、「モテモテ」という形容をする。要は「やらせてもいい男」になれば、女が興味を示すはずだという論理である。
 だが女の脳みそは、そのように分割されていない。
 そのアタリが分かるかどうかでモテルかどうかが決まるということを、ほとんどのモテナイ男は気づかないものである。