>>239
それはアートであって、感性だけでは「工業デザイン」には
ならないのですー。

今回のIveタンはなかなかいい仕事をしました。ミニマルそのまま
とはいえ、構造的必然性を形態そのもので適切に表現しているし
(ああ、形態は機能を表現する!)、部分的に見ても互いに矛盾した
要素や、なぜそうであるかという説明に詰まるような要素、つまり
「なんとなく」やっちゃった部分が見あたらないからです。

ひるがえって、たとえばAppleの後期LCシリーズとか、最近の
VAIOのデスクトップシリーズとか、三菱の車のデザインとかを
見ると、あっちこっちに「なんとなく」な要素がいっぱいある
わけです。なんとなくの切れ込み、なんとなくの段差、なんと
なくの面の切り返し、なんとなくのカラーリング、なんとなくの
シボ入れ。それ自体に機能的必然性がないし、全体のデザイン的
一貫性の表現に貢献してもいない。こういうのが落第デザインです。