新imac TIMEカナダがもらす?
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0486続きをはっておきます。
02/01/07 20:56ID:MSInHTrJ展開の早いコンピュータビジネス業界では、一歩の間違いが命取りにもなりかねな
い。ジョブズが自分のプロジェクトを立ち上げるときには、いわゆる「フォーカス
グループ」(訳注:商品のターゲットとなる消費者を集めて作ったグループ。開発
・販売の参考にする)じゃなく自分の直感からアイディアを得ることが多い。アナ
リストの中には、Appleは革新路線を捨てて安っぽいハコモノPCに転じるべきだと
論じる連中もいれば(500$のiMacなら帳尻も合うだろうってわけだ)、他にもPC
以後の世界を夢見て、競合会社のようにインターネット・アプライアンスだのタブ
レットPCだのPDAだのに手をつけるべきだと言う連中もいる。だがジョブズの直感
によれば、PCは死んでなんかいやしない。それどころか、彼の直感は、みんなが求
めてるのはもっといいPCなんだ、と告げていたのだ。彼らが求めているものこそ、
Macなのだと。
ジョブズが指揮する重要プロジェクトでは、たいてい完成間際の土壇場になって、
設計図が突っ返されて一からやり直しを命じられることがある。この習性を指して
病的だとかコントロールフリーク的完璧主義の発露だとか権限委譲能力の欠如だと
か言う人々もいる。ジョブズは「Pixarの映画じゃ、毎度のことさ」と告白する。
愛撫タンが新iMacとなるべきプラスチックモデルの原型をジョブズに見せたときに
も、ジョブズはこれをやらかした。このモデルは旧iMacに炭水化物なしの食べ物を
与えて育てたような、見た目にスリムなiMacだった。「いや、なにが悪かったって
わけでもないんだ」とジョブズは言う。「すてきだったよ。いや、ホントによくで
きてたんだ」。だが彼の好みじゃなかった。
ジョブズはゴーサインを出すかわりに、早めに仕事を切り上げて家に帰り、オリジ
ナルのiMacをはじめとして、空想的デザインのiPodや軽量・堅牢なチタン製
PowerBook、氷のキューブに着想を得たCubeなどなどの無数のヒット作を生み出
した愛想のいい天才デザイナー、愛撫タンを自宅まで呼びつけた。ジョブズと愛撫タン
にジョブズの愛妻ローリーンを交え、1,000平米もの広さの菜園とアンズの果樹園
の中を3人で散歩していたとき、ジョブズは新しいマシンのプラトン的イデアをこ
う描き出したそうだ。「全ての要素はその本質に従わなきゃダメなんだ」とジョブ
ズは愛撫タンに言う。「モニタの後ろにごたごたしたものをまとめちまうなら、なん
だって液晶にする必要があるんだ? 水平に横たわるべきコンピュータを縦に立て
る必要がどこにあるんだよ? どっちも本来あるがままに、本質の通りにしてくれ
よ」。旧iMacとは違って、まるで菜園の花みたいな見た目にならなきゃいけならな
かった。ジョブズ曰く、「ひまわりみたいに見えるはずだぜ」。
こんな目にあったらムカつく人もいるだろう。でも、ギルバートに合わせて演奏す
るサリバンのように(訳注:ギルバート&サリバンは19世紀の脚本家・作曲家コン
ビ)、愛撫タンはジョブズの意向にシンクロした。銀細工師の息子である愛撫タンは、
工業デザインを「製品の物語」として語るのがお好みだ。「ぼくの考えじゃ、製品
の表面や素材や仕上げや構造は、寄り集まってひとつの大きな物語を奏でようとし
てるのさ」。新iMacが語りたいのは、彼に言わせれば、軽くてなめらかで自由で、
いまにも飛び立ってしまいそう液晶パネルの物語なんだそうだ。
その日のうちには、愛撫タンは新デザインのすてきなラフスケッチを描き起こした。
でも、マシンの設計---全ての部品をジョブズが求めるサイズの小さな箱に詰め込
む作業---には、ほぼ2年近くが必要だった。
ジョブズの世界には、信頼に足る法則がある。あったかい日には、彼は靴をはかず
に短パンで職場にやってくる。そうでない時は、いつもベルトなしのリーバイスの
ジーンズに、親友の洋服デザイナーがずいぶん前に仕立てた数百着の黒いタートル
ネックシャツから1枚を合わせるのがお約束だ(彼が言うには、毎日何を着るか思
い悩まなくていいおかげで、日々の仕事にいっそう集中できるんだそうだ)。彼は
いつでも、もっと広い文脈での見取り図を描く機会を伺っていて、どうすればApple
がそこにピッタリはまるかを試行錯誤してる。さあ、椅子を引き寄せろ、ジョブズ
がでっかい絵を描いて見せてくれるところだぞ。
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