日ハム・清宮幸太郎、誕生!「育ててくれる球団」で、よかったね
これで3割50本が見えた

日本中が固唾を呑んで見守っていたスーパー高校生の進路が、ついに決まった。12球団一の育成ノウハウを誇るチームで、高校野球史上もっとも多くの本塁打を放った怪物の新たな野球人生が幕を開ける。

「誰が見ても、清宮くんにとって日本ハムは最高のチームでしょう。大谷翔平を育てた経験値で、『スーパースター』の扱い方は心得ているし、フロントにも栗山英樹監督にも、腰を据えて若手を育てる『胆力』がある。

彼が常々公言しているメジャー挑戦にも理解がありますから、ベスト・オブ・ベストです」

野球評論家の金村義明氏がこう言うように、日ハムは大谷のほかにも、主砲の中田翔、4年目で盗塁王を獲得した西川遥輝、今シーズンの前半で「4割バッター」として一躍大ブレイクを果たした近藤健介など、高卒野手を短期間で次々と育て上げており、清宮が日本最強のスラッガーに成長するには最高の環境になる。

「まあ、あの2チームでなかったのは、清宮くんには幸いでしたね」と苦笑するのは、ヤクルトでスカウト、編成部長を歴任した片岡宏雄氏だ。

「やっぱり、巨人と阪神はプレッシャーがキツすぎる。早くから不動の3・4番を打てるような成績を残せれば別ですが、結果が出なかったときに、切られるスピードもまた早い。

近年、あの2チームで高卒の長距離砲がスタメンに定着した例がありませんから。日ハムとは対照的ですよ」

とりわけ、巨人はゴジラ2世と期待された大田泰示を日ハムに放出し、高校通算73本塁打を放った岡本和真もいまだ結果を出せていない。

いずれもドラフト1位で獲得した高卒長距離砲を育てあぐねている現状を考えれば、高橋由伸監督がクジを「外した」ことは清宮にとっても幸いというべきだろう。