記者 1972年札幌冬季五輪のメイン会場として整備された道立の森林公園です。園内にある真駒内屋外競技場(真駒内セキスイハイムスタジアム)では五輪の開会式やスピードスケート、
真駒内屋内競技場(真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)ではアイスホッケーやフィギュアスケートの競技が実施されました。五輪後も多くの競技で大会に使用されてきました。

 Q 森林公園なら、樹木も多いの?

 A 約85ヘクタール(緑地約46ヘクタール)の広大な敷地に、植樹した約1万3000本と、天然林の約5万本があります。散歩やランニングができる歩道が園内に張り巡らされており、市民の運動や憩いの場として人気です。

 Q 札幌に再び冬季五輪を誘致できたら、また使うんだよね?

 A はい。ただ前回の札幌五輪のために造られた施設は老朽化し、いずれも現在の五輪規格には合わなくなっています。26年の五輪誘致に成功した場合、真駒内セキスイハイムアイスアリーナは札幌市が約272億円かけて建て替える計画です。
真駒内セキスイハイムスタジアムも使用する構想もありましたが、建て替えには莫大(ばくだい)な金額がかかるために道から困難だとの認識が示されました。
このため秋元克広・札幌市長はスケート競技について、帯広市所有の「明治北海道十勝オーバル」の使用を検討していると表明しています。

 その代わり、真駒内セキスイハイムスタジアムとその周辺は、日本ハムの移転候補地として浮上し、15日にも球団側に正式提案される見通しです。

 Q 移転候補地としてはどんな評価なのかな。

 A 市と球団が条件面で水面下の交渉を重ねています。移転構想のための一定の面積は確保できそうですが、市は天然林などの景観を損ねない計画を求める方針です。実際にどのように整備されるのかは今後の協議次第です。

 スタジアムの解体撤去費を誰が負担するかについても課題です。公園内に商業施設を造るなら、都市計画を変更する必要があります。所有者の道との協議も求められます。
https://mainichi.jp/articles/20171213/ddl/k01/070/100000c