「すまなかったな南、お前の気持ちも考えなくて」
死んだはずの北川が現れた。
「北川っ、どうして」
「北川君があの程度で死ぬわけないよー。毎日香里にどつかれてるもん」
「流石に復活に時間はかかったようですけどね」
驚愕する男、南。それと対照的にのほほんとした水瀬親子。
「俺は……俺は」
「いいんだ。何も言うな。俺はこうして生きている。全ては夢だったんだ」
「北川っ」
北川に抱きつきむせび泣く南。正直、鬱陶しい。
「でも、立ち絵がないって、そんなに辛いものなんでしょうか」
ポツリと栞が呟く。
涙目でスプーンをくわえている姿が可愛いなんていわれている栞には分からないだろうな。
「そうだな。俺には南の気持ちがよく分かる」
「祐一さん?」
「俺にも立ち絵はないからな」
よほど寂しそうな顔をしていたのだろうか。栞がそっと手を握って言ってくれた。
「確かに祐一さんに立ち絵はありません。でも、勃ち絵ならあるじゃないですか」
そうか。そうだったな。そんな大事なことを忘れていたなんて。
ありがとう、栞。俺には勃ち絵があるんだ。何も悩む心配はないんだ。
「よしっ、今夜は俺の勃ち絵を存分に見せてやるぞっ」
「はいっ」
(BGM 風の辿り着く場所)

しょうもないネタ&栞の出番がほとんど無くてすまん。