<瑞希の初体験・同人紙編> その7

「まあ待て、まい同士由宇。同士瑞希がここまで抵抗するということは……」
 大志が止めに入る。
 ち、大志め。いいところで。
 不承不承由宇は瑞希から手を引いた。
「た、助かった……」
 しかし大志の奴、今度は何を思いついだんだ?
「なんと、そうであったか。不覚であった。十八禁は十八禁でも、やおいの方だったとは!?」
「な、なんでそうなるのよ!?」
「案ずるな、まいしすたー瑞希! こんなこともあろうかと、もう一人の助っ人を用意しておいた。かもーん!!」
 まだ呼んでたのか!
「やっほー、こんばんわ。高瀬さん、聞いたよお。やおい始めるならなんであたしに最初に相談しないのさあ」
「は、芳賀さんまで」
 入ってきたのは玲子ちゃんだった。やおいとなればそうだよなあ。
「んーとね。それじゃあまず実地見学からいこうか」
 実地見学か。なにをするんだろ。
 ……って、やおいの実地見学ぅ!?
「それじゃあ千堂くん、九品仏くん、よろしく」
「ちょ、ちょっとよろしくって……」
「うむ。吾輩に男色の趣味は無いが、まいしすたーのためとあらば一肌脱ごう。さあ、まいぶらざー和樹、吾輩の胸に飛び込んでこい! お前の熱い思い、吾輩が受け止めてやろう!!」
「やめんかー!」
「いいわー、やれやれー、和樹ぃ!」
「そう、そこからぶちゅっと」
 もう収拾が付かない……。
 みると、瑞希が肩から震えて出していた。
 やばい、これは……
「み、みんな出てって─────!」
 瑞希は俺たちをマンションから追い出さすと、そのまま鍵をかけてしまった。
 って、俺の部屋だぞ!