名雪が風呂から上がると、続けて俺も風呂に入った。
 名雪は今、自分の部屋で俺を待っている。
 待ってくれている。
 そう思うと、自然と俺のモノが昂ぶってくる。
 臍まで反り返ったそれを丁寧に洗い、清めた。
「もう少しの辛抱だ。息子よ・・・・・・」
 とそれに話し掛けると一瞬だけ、それがぴくん、と反応した。
 どきどきしながら、俺は身体を洗った。
 なんといっても、久しぶりなのだ。
 久しぶりに、名雪と肌を合わせることが出来るのだ。
 はやり立つ気持ちと自らの分身を抑えつつ、歯を磨いて綺麗にする事も忘れない。
 身を清めながらも、頭に浮かぶのは名雪のあられもない姿だった。
 風呂上りの、石鹸のいい匂いに包まれた名雪の肢体。
 それは俺を狂わせる。
 狂わせてしまう。
 愛しいから。
 だれよりも愛しているから。
 だから、大切に、精一杯抱こう。
 俺はそう誓った。
 はやる気持ちを押さえつけるようにして、俺は寝間着を身に着ける。
 どうせすぐ脱ぐんだけどな、と自嘲気味に。
 戸締りをして、一階の全ての電気を消し、俺は階段を上がる。
 心臓が飛び跳ねるように鼓動しているのが分かる。
 握り締めている四角い例の箱が多少潰れてしまっている。
 それほど、力を込めて握っているのだ。
 名雪の部屋の前に立つと、俺は深呼吸をして、その部屋の戸をノックした。