一方、未夜子陣営は正面切ってSSで勝負。とは言えシリアス一辺倒ではなく、微妙に
お笑いも加わっていた。
 MOONという独特な背景世界を持つ作品からの出場ゆえに、その雰囲気を投票者に伝える
のは難しいだろうが、それでもギャグ、エロ、シリアスと取り混ぜて天沢未夜子の個性を
伝えようとした試みは一定の成功を収めたと思われる。
 そして、一部で見受けられた「プロトタイプ秋子さん」などの声を振り返ると、彼女は
まだ伸びる可能性を残していそうだ。葉鍵板では何故か強い母親キャラの一員として、更
なる萌えの発掘を見せて欲しいものである。
 今回の勝利に思う所があるのなら、なおの事。

 冷静に考えて、未夜子の二回戦はかなり厳しいと言わざるを得ない。
 だが、強敵を前にしても「天沢未夜子」というキャラの存在を、MOONという作品の存在
を投票者の心に植え付ける事は可能であろう。そして、勝利があるとしたらその先である
事も論を待たない。
 これは試合の勝敗のみならず、このイベントの趣旨「萌えの競い合い」での勝利も意味
する。
 このトーナメントの中で未夜子は、MOONは参加者の心に何を残す事が出来るか。また、
何を残したいのか。その答えが問われる事になろう。
 恐らくMOON陣営の総力戦になるであろうこの戦いで、願わくば美しい萌えの発露を。