「く……は…っ…」
歩くのも辛くなったのか、ついに郁未はペタンと床に座り込んでしまう。
端正な顔を苦悶に歪めながら、脂汗が浮き出ている両手を股間に押しつける。
「…っ……っ……、……お願いっ……」
「なに?」
「ちょっと、だけで…ぇ…ぃいからっ……、で、でてぇ……いって……ぇっ…!」
ぎゅううぅっと股間に置かれた手に力を込めながら、必死に懇願する郁未。
だがそんな郁未の懸命な懇願も、少年は全然聞き届けようとしない。
「お願い…だからっ…っ…」
「お願いって言われても。ここは僕の部屋でもあるんだから。
だいたい僕を部屋から出して、君は何をするつもりだい?」
「……ぃ…いから…っ……くぁぁ……っぐ……」
ビクン、ビクンッ……
へたり込んでいる身体が再び痙攣する。その度に苦しげな呻きを郁未は上げる。
「ぃいからっ……っ……早く出てってぇっ! ぁああぁっ、! もぉ、ダメぇえっ!」
喉が切れるほどの苦悶の絶叫が、殺風景な個室にこだました。

「ぁあああ、ぁ、あ…あぅぁぁ……はぁ、はぁ、はぁ、はぁっ……!」
刹那、郁未は床を転がりながら、股間に添えられていた指を濡れそぼった下着
越しに這わせ、既に発情しきって立ちそぼっている肉芽を――少年の視線すら
も構わずに――もうたまらない、ガマンできないとばかりに弄り始めたのだ。
「うわ、すごいね郁未。相当溜まってたんだねぇ」
存在感溢れる少年の声。その声が郁未に“見られてる”という意識を甦らせる。
発情のせいで赤くなっていた郁未の面差しに、さらに恥辱の赤が加わる。
「ば、ばかぁっ……見るな、ぁっ……あっち向けぇっ……っぁぁああ、あ…っ…」
「いやだ。だって面白いし」
「ば、ばかあぁっ……っはぁぁ……ぅあぁぁっ、は、くぅぁあ…!」
恥ずかしい。消えてしまいたいほど恥ずかしい。
しかしそんな心に反して、郁未の指は止まらない。