<<セリオ>>に一票。
午後4時。もう部屋にこもって24時間も作業をしていたことになる。
一度・・・ゆっくりと眼鏡を外し、その眼鏡をマジマジと見るセリオ。
「――どうしてもこの物体が必要なのでしょうか?」
薄いブラウンの横長眼鏡。
「ははは。物体なんて言うぐらいだから必要だよ。眼鏡と今判別できない
 んだろ?」
「――・・・。右目の」
「まぁ掛けなよ。CCDの保守部品届くまで半年は待たされると思うよ。」
「――申し訳ございません。古い機体が故に、ご迷惑をおかけします。」
「迷惑と思ってるなら、ジャンクで買って直しはしないよ。眼鏡・・・調
 子どう?」
一度手に持った眼鏡に、そしてその言葉に気づくようにセリオは目を落とす。

ゆっくりと眼鏡を掛ける。
「どう?」
「――はい・・・調子は順調かと推測します。」
「ははは。良かった。うん、眼鏡で直るなんて、BBSに書いたらみんな
 びっくりするだろうな。CCDのモーターがおかしいんかなぁ?」
「――あの・・・。いつも、笑ってらっしゃったのですか?」
「ん?なに?意味が分からない。あ、このコードもってて。・・うん。ううん
 全部もっててよ。」