「嘘だろっ!」
 その光景を目にした陣内は、思わず持っていた目覚ましを取り落とす。
 その拍子にスイッチが入り、

『朝〜、朝だよ〜』

 この場におよそ相応しくない声があたりを流れる。
 そんな声も耳に入らず、陣内は思うのだった。
(あの人は……敵に回してはいけない……)