「おはようございまーすっ!真心運ぶペンギン便でーっす!」
「あ、おはようございます。今日も同人誌…ですか?」
「いえ、今朝は違います。今日は他のサークルさんへ搬入に来まして、近くに千堂さんの
サークルがありましたから挨拶に来たんです!今日も楽しいこみパにしてくださいね!」
「わざわざどうもありがとう。えっと…風見さん、でしたよね?朝から清々しい声を聞かせて
もらって、オレも元気が出ましたよ。最近徹夜続きで…ふぁあ…はは、すみません…」
「わぁ!名前、覚えていただけたんですか!嬉しいです!」
「ははは、胸を見ればわかりますよ」
「えっ!?む、胸…ですか?」
「ええ、名札」
「あ、ああ、名札ですかぁ…ビックリしたぁ…」
「はい?」
「い、いえ、なんでも…ところで千堂さんって、会場まではどうやって来られてるんですか?」
「オレ?一応自分のクルマです。セブン乗ってるんですよ」
「わあ、ロータリーですか!本格的ですねぇ、スポーツカー好きなんだ!」
「あ、いや…スーパーセブンのケントスポーツ。まぁスポーツカー好きではありますけどね」
「わわわっ、これはどうも失礼しました…そうですかぁ、スーパーセブン…すごいなぁ…!!
あ、私はバイク乗ってるんですけど…その、よかったら今度一緒にツーリングに行きませんか?」
「あ、いいですねえ。風見さんもバイク仲間連れていらっしゃるんなら、オレも瑞希とか玲子ちゃん…
いや、友達に声かけてみますよ。春になったらぜひ行きましょう!」
「え、ええ…それでは、これで失礼します。準備の最中にお邪魔して、申し訳ありませんでした」
「いえいえ、どうもご苦労様でーす」

「ふう…。一緒にってトコ強調したつもりなんだけど、やっぱりこれだけじゃ伝わるワケないよなぁ。
でも、今度からはクルマの話ができるから…よぉし、話のネタ蓄えとこうっと!」