前スレ:葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 Round69!!
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0704338改め名無し坊
01/12/16 16:43ID:nKq1Vhw/>>617より
これが漏れの最後の支援だ。頑張れ坂下!!
藤田への空手部入部交渉以降、私は週に一回は神社に顔を出していた。
ちょうど、顧問の先生の都合で毎週水曜日がしばらく休みになったのを幸い、葵の練習相
手になる、と言う名目で来ている。本当の理由は・・・。言わずもがな。
素人との組手じゃ腕が却って落ちる、と言って、葵の相手をしたり、せめて葵の相手がで
きるように、と思って藤田を鍛えてみたり。
藤田は、思った通り、かなりのセンスの持ち主だった。こちらの指摘することを、砂が水
を吸収するように自分のものにしていく。応用する気はないみたいだけど、もう少し鍛え
れば、葵のいい組手相手になるだろう。
なんだか、中学の頃、葵と一生懸命やっていた頃を思い出す。あの時よりも、今の方が楽
しい気がするけど。
「あら好恵」
アップを兼ねて神社の階段を駆け上っていくと、鳥居のところで、聞き慣れた声に名前を呼ばれた。
「綾香か。どうしたの?」
「それはこっちの台詞よ。空手部の主将さんが、こんなところで油売ってていいの?」
「・・・今日は練習休み」
「ふうん、毎週水曜日が休みになったんだ、空手部」
「顧問の都合でね」
「ふうん」
綾香はいつもの通りの捕らえどころのない笑顔のまま、私の言葉にうなずいた。
「それにしても、足繁く通ってるわねぇ」
「いいじゃない、別に」
ペコリと頭を下げる葵と、いつもどおりに軽く手を上げる藤田に応えると、しばらく、本
殿の階段に腰掛けて、綾香と雑談しながら藤田と葵の練習を見る。
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