「柚木、調子はどうだ?」
「あ、折原くん、あたしは普通ってとこ、そっちは?」
「とりあえずまぁまぁだな」
 折原くんは会場内を見渡してつぶやく。
「それにしても、人が少ないな」
「この時間だしね」
「人が集まりそうなねたは無いものか…」
「出かけてちゃしかたないよ」
 折原くん、少し真剣に考えている。
 でも、折原くんだし期待はしていない。
「やっぱりあれだ、あれしかない」
「な、なにっ?」
 折原くんの勢いがいいときは、たいがい酷い考えなのをしっている。
 あたしはあまり期待せずに聞いてみた。