>>426

「…どうせ断れる訳でなしか。じゃあ時間は3分、俺に1発クリーンヒットを当てたらお前の勝ち、逃げ切れたら俺の勝ち。
でいいな?」
「いいだろう」
腕組みをしたまま答える坂下、待ちつづけていたのか夏服のブラウスに汗がにじんでいた。
「で、今すぐ勝負だ」
「わかった」
浩之の台詞が終わると同時に構えを取る坂下。
「…くくっ」
不敵に笑う浩之。
制服でやり合うとなれば足技は使いにくい、手封じに気付かれなければ時間稼ぎにもなるという目論みだった。
が、
「ハッ」
がつっ…
開始直後に坂下の踵落としが決まる。
「し…ろ…」
そのまま真っ直ぐ前のめりに倒れて意識が遠のいていく浩之だった。