たま「はぁぁ……いい湯だにゃあ」
イビル「おう、たまにはこんなのもいいよな」
メイフィア「天使のお嬢ちゃんにはちょっと悪いけどねぇ」
ルミラ「まあ、今日中には帰れるでしょう。とりあえず今はゆっくりしましょう」
アレイ「そうですねぇ……はふぅ」
イビル「しかしイビルもせわしないよな。一人だけ早めに戻る、って……」
ルミラ「まあまあ、責任感の強いところがエビルのいいところじゃない」
フランソワーズ「…………そうですね。それはもう、確かに」
たま「何か引っかかる言い方だニャ」
メイフィア「エビル、今頃は試合会場に着いてる頃よね?」

エビル「帰れない? どういうことだ」
女将「はい、只今山道のほうで事故がございまして、この旅館に続く道が封鎖されてしまっているのです」
エビル「……そうか。だが心配ない。山道を歩けば済む」
女将「そんな……無茶ですよ、普通の人が山道をなんて……この辺りは方位磁石も効かないんですよ?」
エビル「心配は無用だ。こちらもただの人間のつもりはない……さて、せわになったな、女将」
女将「そうですか……残念です。それでは、最後に助言を一つだけ……」
エビル「…………うん?」
女将「………………他人の好意は、素直に受け取っておいた方が長生きできたのよ?(懐から何かを投げつける)」
エビル「(まともに食らって)………………ぐっ!!! なんだ、これは……っ!?」
香里「……秋子さん特製の携帯用侵食結界『謎ぢゃむ』……それに捕まったが最後、服は融け、皮膚が崩れ、肉を穿って……最後は、全てを食い尽くす」
エビル「なっ……!?」
香里「さようならエビルさん。私は栞のために、今日中はあなたたちをここから帰すわけには行かないのよ……」

(たぶんつづく)