葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 Round64!!
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0600深山部長の演劇部日誌・2
01/12/11 20:59ID:w9xTkzjH6月13日
もう2カ月たった。新入部員もそろそろ慣れてきた頃だろう。上月さんも一生懸命やっている
…危なっかしいというかドジというか、失敗も多いけど。舞台は基本的に体力勝負だから、と
マラソンをさせれば、本当によく転ぶ。立ち直ったと思えば遅れる。しまいには、ついてきてる
はずがいつの間にか迷子になる。すっかり保護者気分だ。
まあ、上月さんの立ち直りが早そうなのが救いといえば救いか。落ち込んだ揚げ句退部するとか
言い出さないか心配もしたけど、どうやら大丈夫そうだ。困ったような顔をしてスケッチブックに
『ごめんなさい』と書いている様子をみると、ぶつぶつ言う気にもならないし。
「次から気をつけてね」
(うんっ、うんっ)
そして、照れ笑い。これで終わってしまう。まさかそこまで計算してる…わけじゃないよね、
いくらなんでも。
6月27日
部員の中に、上月さんを発声練習に付き合わせることに反対の声がある。声が出なくても
全然構わないから、腹式呼吸の練習だと思って参加してね、と言ってあるのだが、どうやら
それが気に食わないようだ。「腹式呼吸の練習ならひとりでもできる。発声練習中に声が
出てない人がいるのはおかしい」ということか、と思ったら、いささか趣が違った。
「しゃべれなくても一生懸命がんばってるのに、これじゃ上月さんが可哀相です」
「上月さんは発声練習免除でいいじゃないですか。部長、厳しすぎますよ」
…うまく言えないけど、それは違うと思う。「可哀相だ」「出来ないことは免除」と決めて
かかることは簡単だけど、それが思いやりなんだろうか。友人の顔を思い浮かべるたびに、
「それって何か違うよね」と思うのだ。
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