12・16のまるちぃご乱心
「ちょっと浩之さん、聞いてくださいっ!」
「・・・ん、なんだマルチ」
「さっき笑点みてたんですけどねー」
「・・・そんなのばっかり見るなよ」
「前座、嘉門達夫がやってたんですぅ。嘉門達夫ですよ。どう思いますー?」
「別に誰が前座だっていいだろ。円楽が死ぬわけじゃあるまいし」
「浩之さん。先に死ぬのは歌丸さんのほうです!」
「おまえはそんなことを言いにきたのか」
「違いますっ。ただ浩之さんの間違いが、私のキャパシティを遥かに超えていたので、訂正しただけです」
「で、嘉門達夫の話ってなんだ」
「あのですねぇ、笑点の前座って、もっとマイナーどころがやるべきものなんです。
それが円楽さんったら『今日の前座は嘉門達夫さんです。どーぞー』なんて普通に言っちゃって・・・
わたし、くやしくてくやしくて・・・。インカムを画面に投げつけちゃいました」
「別に前座はマイナーどころがやるわけじゃないだろう」
「浩之さんっ!!! 笑点の前座って、もっと混沌としているべきなんですっっ!
大喜利と前座のレベルの差を、円楽始め笑点メンバーがあざ笑う、
でもそれは口に出して言わないで表面上は褒めていることにする。
そんな歪んだ世界が大事なんです」
「そんなこと考えているのはおまえだけだ」
「じゃあ聞きますけどー、もし大喜利より前座のほうがおもしろかったりしたらどうなります??」
「それはそれでいいんじゃないのか?」
「よくありませんっ! そんなことになったら、チャーザー村ネタ程度では枯れ笑いも取れません。
どっちみちこん平は笑えない・萌えないという話もありますが」
「するとなんだ、マルチは、今日の笑点の放送をどうしたいんだ」
「前座に、ゼンジー北京きぼんぬ」
「帰れ」