>>560の続き
「天使の…」(2)

「う…」
硬直する。冷や汗まで出てくる。
くるりと美凪さんの方に向き直ったから、やっと息ができる。はあ。
「これ、何?」
 『これ』…観鈴ちんってこれ?
「それは…神尾観鈴と言います…」
 美凪さん…冗談? 本気? 嬉しいような悲しいような…。
「ふうん…」
 しばらく、じろじろ眺めた後、ゆっくりと人差し指をつきだしてきた。
「が…がぉ…」
観鈴ちんぴんち。何をどうすればいいの?
仕方ないから真似をする。そっと触れ合う指の先。
「…何やってるんだお前ら?」
 あ…往人さん。
「コミュニケーション」
 あ…なるほど…。観鈴ちん、みちるちゃんに教えてもらうまで、わからなかったよ。