みちるのおつかいJ最終話
「二人とも・・・・・もうすぐ晩ご飯ができますよ」
美凪の声と共に、ご飯とお味噌汁のいい匂いが鼻をついた。
グゥゥ〜〜〜
二人のお腹から同時に音が鳴った。
「・・・・・」
「・・・・・」
二人とも一時休戦だ。暗黙の了解ってやつかな。

そして・・・・・
「いただきます」
三人の声が合わさる。美凪のとってもおいしい料理で、今日のちょっと沈んだ心も顔も、
たちまち笑顔に変わってしまう。
美凪も笑ってる。国崎往人も、ぶっきらぼうだけど、笑ってる。
みちるはね・・・・・こうして三人でいられる時間を、かけがえのないこの時間を過ごせるだけで、
十分幸せなんだよ。
『かぞく』じゃないかもしれないけど、『おかあさん』や『お姉ちゃん』と呼べる人はいないけど、
今、こうして笑顔でいられることが・・・・・何よりも大事なんだ・・・・・。
みちるにも・・・・・・・幸せな記憶が・・・・・・・できたんだね。

〜完〜