葉鍵板最萌トーナメント!!1回戦 Round59!!
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0827名無子
01/12/06 22:51ID:emARVOcu「おーい、そこのお兄さん、お姉さん。デートの記念にペンダントはいかが? 安いよ安いよぉ」
東京のとある街角で、少年と見紛うほどボーイッシュな少女が、道端にシートを広げて露天商をやっていた。
おもちゃのようなネックレスやペンダントを安く仕入れ、通りがかった客にそこそこの値段で売りつける。
一見して普通のテキ屋みたいな商売であるが。
「今日はいつもより客足が少にゃいにゃ」
「うるせー、たま。文句があるならかけ声だけでも手伝いやがれ」
「エビルはCDショップにバイトで雇われたのに、エビルは採用されなかったにゃ。ろくに仕事も就けないプータロには、こういう仕事しなないニャロメ」
「うるせえ! 仕事もせんと無駄飯くらってばかりいるどこかの誰かよりましだ!」
「あたいはちょっと可愛く変身すれば、ネコまんまもらえるから問題にゃいのにゃりん。イビルもエビルのように彼氏捕まえれて、ご飯をたかれるようになれば良いのにゃ」
「どうやらあたいの地獄の劫火を喰らいたいようだなあ……」
「うぉ、もしかしてやる気か!? 味サバ食いてー」
露天商の少女──イビルと、ネコ耳ネコ尻尾のアクセサリーを付けたもう一人の少女──たまとのケンカが、またいつもの調子で始まろうとしていた。
少女と書いたが、この二人は厳密には少女どころか人間ですらない。たまは数百年生きたネコ叉であり、アクセサリーに見えたネコ耳ネコ尻尾は自前のものである。
そして露天商を営んでいるイビルは、魔界を生まれ故郷とする純粋な悪魔である。
彼女たちは由緒正しき魔界の貴族にして吸血鬼の一族、ルミラ=ディ=デュラルを主人とする魔族の一族を形成していた。
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