「そろそろ寒くなってきましたね、江美さん」
「……そうだな、芳晴」
「俺の部屋の電気ストーブ、そろそろガタが来てて買い換えようかと思ってるんですよ」
「そうか。大変だな」
「江美さん家はどうしてるんですか? 暖房器具」
「……ない」
「あ、そっか。江美さんたちには特に必要なかったですよね」
「そんなことはない。魔族でも寒い時は寒い」
「そうなんですか? まあ、コリンも来るなり寒い寒い言ってるから……
天使がそうなら、江美さんたちもそうなんですね……」
こくり。
「じゃあ、それなら暖はどう取ってるんですか?」
「……代用品がいる」
「……ああ、なるほど」

「イビルー、いーびる、そろそろ寒くなってきたんだけど」
「あーあー、わかりましたよ! ったく、こんな見え見えのオチを……
おらアレイ! たま! 早く薪持ってこい!」
「は、はぁ〜いっ!」
「ふーっ、偉そうに命令するにゃ!」
「うるせー! 薪の代わりにテメーを燃やすぞ!」

「イビルー、お風呂ぬるくなってきたんだけどー」
「絵の分際で風呂になんざ入んなあああああっ!!」