「だからってサミーは…」
「あ…浩之さんはアンチサミーでしたね」
マルチはくすくすと笑う。
「だからって、未だにビッグウェーブしかやらないのはどうかと思いますー」
「マ、マルチ。それは言わない約束だろう」
「あうっ、そうでした。失礼しましたっっ」
マルチはぺこりと頭を下げる。
「行きつけのホールの掲示板に、『おたくのビッグウェーブはウラモノですか?』っていう質問をして、その回答が『それにはお答えできません』っていうやりとりでショックを起こしてしばらくやめたんですよねー。しかもそれが事実なんだから2度びっくりです」
「もう過ぎたことだ…それより、CPU交換なんて意味ないだろ」
「浩之さん。。。わたしやっぱりCPUを交換して、サバ連引ける機能を搭載したいんです。どうして許してくれないんですかー??」
「マルチ…」
浩之はマルチをじっと見つめた。そして続ける。
「おまえがサバ引けるようになったら、やっぱり引けない俺はどうすればいいんだ」
「え…」
マルチは目を丸くする。
「浩之さんも…わたしといっしょでダメダメスロッターなんですか??」