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SS統合スレ♯7

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0001名無しさんだよもん01/12/03 22:20ID:TGXKCPLZ
 SS・シチュを始め文章系の作品はこちらへ.
葉鍵に関係有れば力作,実験作等もOK.

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0019『川澄舞はいただきますを二度言わない』01/12/12 23:14ID:PRbTQEBB
>2.生とうがらし混入55倍激辛紅色カレー

「おや……」
カレーを買おうと店内に入った祐一、知り合いの顔をそこで見つけてそう一声。
「あゆじゃないか」
「あ、祐一君! こっちこっち」
と彼を差し招いているのは他でもない、うぐぅな感じの食い逃げたガール月宮あゆ。
「お前、カレーなんか食べるのかよ。たい焼きが主食かと思ってた」
「そんなはずないよっ。ちゃんと滋養のつくものも食べないとおっきくなれないからね」
「…………」
「って、そこでなぜ遠い目をしてあさっての方向を見るの……」
「いや……なんでもない。そうだな……おっきくなれたらいいな……」
「半笑いでそんなこと言われてもすこぶる説得力に欠けるよっ」
「ま、気にすんな。で、なんのカレー食ってるんだ?」
「うん? 『生殺し55年カレー』」
「……はァ?」ハァ?と言いたげな祐一に、あゆにっこりと笑顔で言うには
「新作メニューなんだって」
「……新作はいいけど、なんだよその珍妙きわまりないカレーは。
 生殺しの牛や豚が入ってるのか? しかも55年ものの」
「さあ? なんだか知らないけど、おいしいよっ。はくもぐんぐごく……」
とパクパク口に運んでいるとことを見ると、なかなか美味しそうな様子。
「ふーん。俺も一口もらっていいか?」
「もく? いいよっ。はいっ」
「ああ、悪いな。じゃあ……」
と差し出されたスプーンで、一口ぱくりと含んでみると……
「…………」
「どう? 美味しい?」
0020『川澄舞はいただきますを二度言わない』01/12/12 23:15ID:PRbTQEBB
「…………おッ」
「お?」
「オッカレェェェェェェェェーーーーーーーーーーー!!」
絶叫した祐一、後頭部から床に激突、胃液を撒き散らしながら七転八倒。
「祐一君!? その度の過ぎたリアクション芸人ぶりはいったいなにゆえにっ!?」
「かっ、カッ、カーカカカ辛い! 胃袋が尻からはみ出すほどに辛いィ―――!!」
「え……?」
とメニュー表に目をやった月宮あゆ、あ! と一声ポンと手を打ち、
「ごめんね祐一君、これ『生殺し55年カレー』じゃなくて『生とうがらし55倍カレー』だったよ。あはっ♪」
「ア……ハ……じゃ……ねぇ……」
「ああっ!?」
「な……なんだ……よ……」
「祐一君、ボクのスプーン使ったね……うわ〜、間接キッスだぁ。テヘへ♪」
「………………」

……かくして相沢祐一は夜の校舎へ辿り着くことなく、志なかばで倒れましたとさ。
どっとはらい。
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