──リーフ東京開発室──
「見事にdだぁー!」
 デバッグ作業をしていたプログラマの乾は、両腕を高々と上げながら叫んだ。
 マスターアップの期日まで残り一週間足らず。東京開発室では総力を注ぎ込んでの修羅場が続いていた。
 こみパに続く東京開発室の第2弾、うたわれるものはSRPGのため、システムデバッグで難航していた。
 プログラマはもちろん、CG、シナリオ、音楽といった各担当が総出で作業に当たるものの、システムの完成には程遠かった。
「で、き、る、くわ〜っ!(ノ`□´)ノ ⌒┻━┻ ガシャン」
「ちゃん様がご乱心なされた! みんなで取り押さえろ!」
「(`皿´)きーっ! (`皿´)きーっ!」
「ちゃん様! 落ち着いて下さい!」
「ちゃんサマいうな〜〜〜〜っ!!≡(`□´)=0)゚д゚;))゚д゚;)ドカバキ」
 既にお馴染みと化した、みつみが暴れる光景を見ながら、鷲見は下川に陳情した。
「発売日延ばさないと無理っす」
「うーん、そうかもしんない…。ま、毎度のことやし、かまへん、かまへん」
 結局、発売日を1ヶ月先送りすることにより、事態は収拾されたのであった。