美汐に自分の上着を羽織らせ、肩に手を置く。
「まぁ結果はアレだったけど世の中には勝利よりも価値のある敗北もある。」
「価値のある…敗北ですか?」
「その意味は後で考えるとして…ナイスファイトだったぞ、天野。」
不意に美汐の肩が震える。そして声を押し殺すかのような泣き声。
祐一は美汐の正面に廻り、そっと抱きしめた。
「…もう終わったんだから、泣いてもいいんだ…良く頑張ったな。」

 声をあげて泣き出す美汐とあやす様に抱きしめる祐一

華やかな舞台の裏側、誰もいない渡り廊下で二人の戦いは終わりを告げた。


終了から4時間も経ってるのにこんなヘボシチュで…すんまそん。