「くうぁ〜! 遅刻だ〜!」
試合会場にむかってダッシュする和樹
彼は昨日まで〆切に追われ修羅場モード全開だったのだ。
そしてそのままダウン…気がつけば試合時間はとっくに過ぎていた。

「遅いですの〜☆」
「晴れの舞台になにやってんのよ、バカ!」
「ポチ〜! せっかくこの詠美ちゃん様がわざわざ応援に来てやってるのに〜」
「にゃああ〜、お兄さん無事に着いて良かったですぅ」
「あらあら、サークル入場で遅刻は次回の当落に響きますよ」
「牧やん… こみパとちゃうがな」
「にゃはははっ☆ でも今日のせんどーくんの相手、すごっくかっこいいよ〜」
「せんどーくん、受けだね」
「あの……その……か、和樹さん…が、がんばってく……だっさい…」
「和樹さん……信じてますから…」
会場前で待っていた仲間たちが口々に言う。
「フン、遅れてくるとは余裕だな…」
「雄蔵さん…」
「妹がこれをお前に渡せと言っているのでな。無駄だと思うが…」
「お守り…?」

「同士和樹よ! 早く入場するのだ!」
「入場コールは我輩に任せろ!」

諸君! お待たせした!
マンガの最も愛された男!
そして熱さと優しさを持ち合わせた男!
そして我々はエチー時の豹変ぶりを忘れないッッ!
ブラザー2、千堂和樹! 入場ッッ!!!