広瀬「ねえ折原。」
浩平「ん?」
広瀬「あのさ.........明日.......七瀬に私が謝ってたって伝えてくれない?」
 浩平はすぐに言い返そうとして止めた。
浩平『自分で言え..........って言えるぐらいなら言ってるか。ま、これでも進歩は進歩だろ。』
広瀬「.........ダメ?」
浩平「.....ああ、いいぜ。」
広瀬「.......ありがとう。」
 そう言って見せた広瀬の笑顔は今までで浩平が見た中で一番素敵なものに見えた。
浩平「.......萌えポイント20って所だな。」
広瀬「え?何?」
浩平「いや広瀬も案外可愛いなって話。」
広瀬「え!」
 浩平はそう言うと席を立って自分の鞄を手に持つ。
浩平「さて、今日はもう遅いし帰ろうぜ。残りは家でやってくるって事でいいだろ。」
広瀬「ちょ!ちょっと!アンタ何!.......って、え!」
 広瀬は混乱して何を言ってるのかわからない。
浩平「照れる顔もまた愛らしいな、と。」
広瀬「折原!」
 そう言ってさっさと教室を出る浩平。
広瀬「ちょっと!待ちなさいよ!言いたい事だけ言って逃げないでよ!」
 そこまで言って更に広瀬の顔が赤くなる。
広瀬「って言いたいこと?........それって.......じゃなくて!」
浩平「......くっ、おもしろすぎるコイツ。」
 廊下に出ながらそう呟く浩平。
広瀬「折原!アンタ覚えてなさいよ!」
 どうやら聞こえていたらしい。