この試合、エルルゥの勝因を挙げるならば“風を活かし切ったこと”。そして、“逆風でも屈しなかった”ことだろう。
この大会、一試合は23時間の長丁場。そんな中、風の流れはしばしば変わる。
逆風の時はひたすら耐え、それでも黙々と爆薬を溜め票を集めて、頃合いと見たら爆発させる。
エルルゥ陣営の勝利の一因は、そんなところにあったのではと思う。
しかしそれでも、エルルゥ陣営に吹いた追い風は凄まじいものがあった。
これはまさにエルルゥへの、うたわれしものへの期待の大きさ、そして、“リーフ東京への期待の大きさ”に他なるまい。
これだけの熱いファンが発売を心待ちにしている。
リーフ東京には是非とも、この期待に応え。いや、期待を遥かに越えた“うたわれしもの”を味わせて欲しい。そう強く願う。
2回戦の相手は姫川琴音。かなりの強敵には違いない。
しかし、エルルゥのベールの脱ぎ方によっては、そしてそれの活かし方によっては、この試合、面白くなるかもしれない。

惜敗した茂美陣営。
しかし、ほんの端役にしか過ぎなかった川口茂美をここまで作り上げたことに、最大級の賛辞を贈りたい。
ヒロイン、脇役、そして端役。でも、物語の中ではみんな一つの人格を持った、一人の人間なんだ。
そんなことを不覚に思わされるほど、素晴らしい戦い振りだった。
そしてこの闘いはきっと、2回戦に出場する神尾観鈴の力になるだろう。
茂美陣営の想い、そして茂美の想い。
それらはしっかりと、観鈴の掌に握られているに違いない。茂美が真に見たかった、その眩しい笑顔と共に。