琴音「しょうがないですね。じゃあ葵ちゃん、あ〜ん。」
 そう言って葵の口元に箸で海老フライを持っていく。
葵「え!ええ!」
琴音「ほら、口開けないと食べれないよ。」
葵「え?ええ?で!でも!」
 驚く葵、それを見た琴音はうつむき加減に下を見る。
琴音「葵ちゃんも・・・・・食べてくれないんだ・・・・・・・」
葵「ええ!食べる!食べるよ!」
 葵の言葉に突然顔を上げる琴音。ちゃっかり海老フライは掴んだままだ。
琴音「じゃ、あ〜ん。」
葵「あ、あ〜ん。」
 ちょっと照れながらぱくっと海老フライを食べる葵。それを見て楽しそうに琴音は笑った。
琴音「うふっ、じゃあ次は・・・・・・」
葵「い、いいよ!自分で取るから!」
浩之『・・・・・・・・っていうか仲良くなりすぎ。』
 そう思いながらじゃれあう二人を横目に眺める浩之。二人は本当に楽しそうだ。
浩之『ま、楽しそうだし・・・・・・・・いいか。』
 やたら平和な日曜日のお昼時であった。