一週間後、日曜日の練習中。
琴音「はーい!公園まで後100メートル!ダッシュです!」
葵「はい!」
浩之「なにいいいい!!!!ここにきてダッシュだとおおお!!!!」
 琴音は自転車で二人のランニングを先導し、葵と浩之の二人はそれを走って追いかける。 既に10キロ走ってくたくたの浩之はゴールの公園にたどり着くなりひっくり返ってしまった。
浩之「っだああああ!!!!もう動けねえええ!!!!」
 そんな浩之を琴音は苦笑しながら見つめる。
琴音「そういいながらも口は動くんですね。」
浩之「口まで動かなくなったら俺は既に息絶えてると思ってくれ。」
葵「口もきけなくなってからが本当の訓練だって誰かが言ってましたよ?」
 珍しく冗談めかした口調で言う葵。
浩之「葵ちゃん・・・・・・頼むからそんな志保並のデマなんて信じないでくれ。」
 そして笑いながら琴音も葵に合わせる。
琴音「確か綾香さんもそうおっしゃってましたけど?」
浩之「くそお、あの女。ロクな事言いやしない・・・・・・」
 仰向けに寝転がって天を仰ぐ浩之。そんな浩之の様子を見て琴音も葵も楽しそうに笑った。